プロフィール

 

横浜で社会保険労務士をしている大高勝です。プロフィールに変えて事務所の歩みをお知らせしたいと思います。

大高事務所の歩み

開業前夜

私が開業したのは2004年になります。今年(2024年)で20年になります。振り返ってみると長いような短いような、たいしたことはできていないような気がしますがよく20年も続いてきたものだと思うこともあります。これも顧問先の皆様のご協力とご支持があってのことだと思い感謝しております。

さて開業前夜といいますと私はサラリーマンをしておりました。会社人として働きながら受験勉強をしていたわけですが、当時の社労士試験は国会でも参入障壁として取り上げられたほど無理矢理問題を難しくして合格者数を絞っていた時代でした。試験自体は確実に法令を暗記してさえいればどうにかなるレベルでしたが、私は3回も試験に落ちてしまいました。普通に仕事をしながら勉強するには寝る時間を削るわけですが、その反動で日中(午後2時あたり)どうしても睡魔に勝てず一時的に訳のわからない回答を記入していました。試験の特性上その一瞬が命取りになってしまっていました。いろいろ対策を立ててみましたが、生理的な問題なのでもっと勉強すればよいというものではなく(自分でいうのも何ですが、2年も勉強すれば十分合格圏内には入れます。そういう試験です)ほとほと困っていましたが、なんとその年会場に初めてクーラーがついたのです。厳密に言えば以前からクーラーはあったのですがなぜか使用されていませんでした。全国同じ条件でやらなければいけないとかいう「公平性を保つ」というお考えだったのでしょうか?厚労省のお話を聞いてみたいです。

そんなわけで、眠くもならず、何とか合格しました。この合格したのが2002年です。その後2年間修行した後の開業でした。もしクーラーが使用されることがなければ私は違うポジションにいたかもしれません。

修業時代

修業時代って主に事務処理の仕方とか覚えるんですけど、今はたぶんそんなことはやらなくてよいですね。時代が違うので窓口のいやなおじさんはいないですし、親切丁寧に教えてくれます。なので事業主様の中には社労士に依頼せずにご自分でやる方も増えているんですけどそこはまた違うかなと思います。「小さい会社に社労士は必要ですか?」という記事に書きましたが、手続きに1日かけるくらいなら会社を大きく強くするために時間を使ってほしいと思います。時間は有限ですから、そして戻ってきません。今日のたった一日、いや1時間は5年後にはすごい差になっているでしょう。(ここからまた社労士の話です)聞くは一時の恥なので先輩や行政機関にどんどん聞いてしまいましょう。これは事業主様にもいえることです。ネット検索して結局これでいいのか迷ってしまうなどは時間の無駄です。そんなことをしてるより営業の修行をしましょう。営業に正解はありません。やり方も人それぞれ自分でつかむしかありません。

お客様はどこにいる

開業して誰もがぶち当たる壁ですよね。のれん分けで開業した場合はある程度の顧客を持たせてもらったり、元いた事務所からお仕事をもらえたりという話も聞きますが、それでもいつか自分でお客様を探さなくてはなりません。大半の方はここでドロップアウトしていくわけで「社労士稼げない」とかいうネット記事がうようよしているわけですよ。それは失敗した方が鬱憤を発散している訳なのでどんな士業も稼げるはずはありません。実際は稼げる方もいればそうでない方も残念ながらいるというのが事実です。

昔は、チラシをポスティングしたり突撃訪問したりしていましたが、効率悪いですよね。センミツとかいわれていたりしましたかな。

今考えれば運命を変えたかもしれない貴重な出会い

そんこんなでぼちぼちと事務所を続けていたある日、夜ネットゲームをしていたんですよ。今みたいなパソコン性能もよくない(たぶんWindowsXPかな)のでグラフィックもなし単に内部計算で勝ち負けが表示されるだけの野球ゲームでした。ちなみにわたしは、そのゲームのおかげでperl/cgiを覚えました。ゲームの改造をしてオリジナルのものとして運営者になっていたのでした。まあまあ暇な時代でした。

当時まだ珍しかったホームページを一応作っていたんですが、そのゲーム仲間の一人の方が「大高さんホームページ作っていらっしゃいますよね。」と声をかけてくれたんです。それまでの私は、一応ホームページは持っていましたが、特段手を入れるわけではなく当然そこからの集客はゼロでした。20年前ホームページを持っている方は珍しくもちろんそこから集客している人はほとんどいなかったでしょう。そんなことは話題にも上がりませんでした。

で、その方は「SEO対策ってしってます?」と続けます。「???」聞いたこともない言葉でした。「ホームページから集客できるんです。」とその方は続けました。「え、ほんとうですか。」その方は、このホームページでは集客できてないなということを見抜いていたんだと思います。しばらくゲームをしながら、お話をして、次の日私は本屋に飛び「鈴木謙一さんのSEO対策の本」を買いました。とりあえず勉強してみようと思ったんです。でもまだ、ネットで何かを調べて社労士に依頼するという時代ではありませんでした。でも、とりあえず時間はあるしコツコツとSEO対策とゲーム(エヘヘ)を夜な夜な続けていました。昼はちゃんと仕事してましたよ。念のため

突然時代の最先端へ

徐々に世の中のネット環境が整ってきて検索してみるという習慣が皆さんの中に息づいてきた頃(iモードとかの時代かな)1本のメールが飛び込んできました。ネットからの初のお問い合わせです。その後無事成約へと結びつきネット集客第1号となりました。当時ようやく士業事務所相手のホームページセミナーとかが開催されるようになってきたぐらいだったと記憶しています。そのご、ぽつぽつとお問い合わせが入るようになりました。そんなとき、某テレビ局から出演依頼が(いや正式に依頼されたわけではないし打診かな)がありました。世の中では消えた年金問題がクローズアップされていた時期で、年金問題についてコメントがほしいようでした。とうじ、「年金問題は社労士」と厚労省、年金事務所、社労士会で大々的に宣伝していたのでお話があったのだと思います。それにしても業界的に全く無名な、一個人事務所にマスコミから連絡が来るとは今では全く考えられず、私がホームページを持っておりSEO対策をそれなりにしていたこと。テレビ局の担当者がネット検索して情報を集めていたことが重なって連絡が来たのだと思いました。ただ、私は年金を専門としておらずたいした知識も持っていなかったのでお断りしましたので、テレビ出演は逃しました。「ホームページってすごいな」と体感した出来事でした。

さて、なぜ今こんなことを書いているかというと「今まさに、当時と同じことが起こっているからです。」第2次産業革命で主要な産業が農業・手工業から大規模大量生産へと移りました。第3次産業革命ではインターネットの普及により情報社会へと変革を遂げています。(今まで書いてきたことはここです)急速な社会の変化に対応していかなければ会社は滅びますし、スタートアップにとってはみんな一斉にスタートラインに着ける大チャンスが来ています。それはもうご存じAIの活用です。chatGPTをはじめとするAI活用ができるかどうかに企業の盛衰はかかっていると言っても過言ではありません。「うちは飲食店だから関係ないかも・・・」とか思っているあなた。新しいメニューの考案に時間がかかっていませんか?AI活用すれば5分で新メニューの候補がいくつも挙がります。お店や会社のHPを高いお金で作成している方「5分であなたの書きたい内容ができます」事実、私も一部ページはAIで下書きをしています。そして、極めつけはAI活用している○○ということで業界紙やマスコミに取り上げられ知名度がアップするかもしれません。今はまだみんな素人の状態なので「今取り組むことで一歩先んじることができます」先行者利益は莫大な財産になって残ります。

凪の時代

そて、紆余曲折を経てどうにか私も20年続けることができました。しかし、まだまだ発展途上です。今は自分の「できること」と「やらないこと」それに「挑戦していくこと」を分けて時間を使っていくことを心がけています。近年の労働問題の多様化を受けて社労士の業務範囲は急拡大しています。一時は軽視されがちだった福利厚生も採用と相まって重視されるようになっています。労働時間問題もいろいろな働き方に合わせて複雑化しています。こうなってくると作成義務のない10人未満の会社でも就業規則の作成が必要になります。なぜなら、単純な労働基準法における決めごとだけでは対処できなくなっているからです。コロナ問題で急速にテレワークが広がりました。従業員としては自由がきくし、出勤する時間がもったいないのでテレワーク継続してほしい。でも会社はテレワークを縮小する傾向にあります。「やはり会社に集まってみんなで議論する時間は必要だし、直接指導することによりスキルアップするしね」的なことが大きな理由です。労務管理的には業務委託で無い限り「成果物ができあがっても夜中に作業してたら深夜業になるの?」とか「健康経営上は問題があるでしょ、やっぱり」とかの検討も必要な気がします。労働者の方は気軽に「やることだけやっておけばいいんでしょ」的に考えていますが、そうではない気がします。テレワーク一つとってもこんな風に検討課題はあるんです。

できることとやらないこと

じゃああなたのできることはなんですか?当然そう来ますよね。私のできることはまず、社労士の基本業務ですね。当事務所ではきめ細やかな労務相談を中核においています。わからないことがあったらどんなことでも聞いていただいて構いません。私でわかることであればすぐお返事しますし、ちょっと怪しいことはあなたに変わり役所で聞いてお返事します。ネットで調べてお返事することはありません。専門違いですが、税法のご質問もよくいただきます。契約上の問題で税理士さんには聞きにくいのでしょうか?そのたびに税務署に問い合わせるのでだんだん税務にも詳しくなってきました。ただ、「大高事務所です」というと先方は税理士事務所だと思って話されるので「社労士の者です」と付け加えるのを忘れないようにしないと簡単に済まされちゃうこともありますね。ただ、一般の社長さんが質問電話するよりはましだと思うので遠慮無く労務問題以外でもご質問ください。

手続きとか給与計算もやりますね。一応基本業務なので(続く)

 

横浜で一番親身になって考える社労士

会社を始めて間もないとき、いや、あるいはかなり時間がたってからでも労務問題に悩むときはあります。会社を経営し続ける限りそれは永遠のテーマかもしれません。わたしは、労務問題の専門家として日々蓄えた知識と経験を元にそれらの問題を解決し御社の業績向上に貢献します。中小企業は特に他と差別化できる特徴ある商品を開発する力があるわけではなく、業績を左右するのは社長を含めた社員全員の人間関係だと考えています。

・風通しの良い社風を作りたい。

・経費削減したいが何からやっていいかわからない

・社長として経営に注力したい

・よい従業員を採用できる方法を知りたい

・従業員とともに業績を向上させたい

そんなお悩みをお持ちでしたらぜひ私にお聞かせください。

お客様の声

お客様の声へのリンク(別ウインドで開きます。)

お客様の声の一部を掲載しています。是非ご覧ください。

続いて従業員数50人未満の事業所に強い当事務所の特徴をご覧ください(→特徴へ進む)